|
2007年1月30日 - 本日W3CとOASISは、電子文書における技術イラスト向けの新しい業界標準であるWebCGM 2.0を発行しました。WebCGMは、防衛、航空、建築、そして運輸の各業界で広く利用されており、OASISとW3Cの間の今回の共同作業の結果、新たなレベルの相互運用性が実現されることになります。
「本日、産業界のデザイナーは、W3CとOASISの間の共同作業による利益を手にします。開発者及びデザイナーのコミュニティが、この重要な技術に新たな機能と改良を求めた時、私達の組織は、これまでの成果と専門性を組み合わせ、WebCGM
2.0を提供しました。」と、W3CのCEOであるSteve Bratt博士は発表しました。
「WebCGMは、市場の利益のために標準化団体が共同作業を実施した時に、どのような利点が実現されるのかを明らかに示しています。このOASISとW3Cによる共同作業は、両組織の会員によって批准されたWeb上のひとつのオープン標準を生み出しました。この批准度合いは、世界中の実装者に、自信を持ってWebCGMを採用できることを保証しています。」と、OASISのプレジデント兼CEOであるPatrick
Gannon氏は述べています。
WebCGMは、産業界品質のWebグラフィックスを提供します
CGM(コンピュータ・グラフィックス・メタファイル)は、ISO標準であり、特に、技術産業(防衛、航空、運輸等)によって採用された、電子文書の技術イラスト向けの木構造バイナリ形式グラフィックス・フォーマットです。Webが、文書の開発と共有の環境として利用され始めるに連れて、Web上のCGMについての最適な利用方法について、特にハイパーリンクやホットスポットといった双方向性に対応する必要があることが明かとなってきました。
WebCGMは、特に技術イラスト、電子文書、そして地理情報の可視化において、極めて多く利用されています。WebCGMは、Web文書アプリケーションでのCGM利用における多様なアプローチを統一できる可能性を秘めており、ISO
CGM標準の主たるユーザや実装者の間での、大きな意義のある相互運用性の合意を意味しています。
OASISとW3Cは共同で作業し、WebCGM 2.0を構築します
W3Cは、1999年に最初のWebCGM勧告バージョン 1.0を発行しました。WebCGMの採用を促進するために設立された独立系グループであるCGM
Openは、その後まもなくOASISに併合されました。ユーザが、更なる機能と改良を要求し始めた時、WebCGMに対する興味と支持が共に存在することが明かとなってきました。この取り組みを公式に始めるために、OASISとW3Cは、覚書(MoU)に署名し、両組織が、新たな標準の開発に共同で取り組みことを可能にしました。これはまた、OASIS
WebCGM技術委員会とW3C WebCGMワーキンググループの双方から、最良の形で参加出来ることを実現しました。
WebCGM 2.0は、新しいAPIを提供して、目標を果たします
WebCGM 2.0は、WebCGMオブジェクトへのプログラムからのアクセスのために、DOM(API)仕様に、XMLコンパニオン・ファイル(XCF)アーキテクチャの仕様を追加しており、非グラフィックス・メタデータの外項化を図っています。WebCGM
2.0は、WebCGM 1.0のグラフィック・インテリジェント・コンテンツ上に、それを拡張する形で構築されています。WebCGMの設計基準は、一方ではグラフィックスの表現力、そして他方では単純さと実装の容易さの間のバランスを目指しています。小型だが強力な標準メタデータ要素が、ハイパーリンク機能と文書ナビゲーション、画像の構造化と多層処理をサポートし、WebCGM画像コンテンツのサーチと問い合わせを可能にしています。
WebCGM 2.0は、両組織の最高位の批准レベルを意味するOASIS標準及びW3C勧告として承認されています。
OASISについて:
OASIS (Organization for the Advancement of Structured Information
Standards) は、e-ビジネス標準の開発、統合及び採用を推進する非営利の国際コンソーシアムです。会員自らがOASISの技術計画を設定し、業界のコンセンサスを推進し、異なる取り組みを合体させために明確に開発された軽くてオープンなプロセスを使います。このコンソーシアムは、Webサービス、セキュリティ、e-ビジネス、そして公共事業やアプリケーションを特定した市場向けの標準化の取り組みに向けたオープン標準を開発します。1993年に設立されたOASISは、100ヶ国からの600以上の企業会員と個人会員を代表する5,000人以上の人々が活動しています。承認済みのOASIS標準は、AVDL、CAP、DITA、DocBook、DSML、ebXML
CPPA、ebXMLメッセージング、ebXMLレジストリ、EML、OpenDocument、SAML、SPML、UBL、UDDI、WSDM、WS-Reliability、WSRP、WS-Security、XACML、XCBF、そしてXMLカタログです。
http://www.oasis-open.org
World Wide Webコンソーシアム(W3C)について
World Wide Web Consortium (W3C)は、会員組織、専任スタッフ、そして一般大衆が、Web標準を開発するために協業している技術コンソーシアムです。W3Cは主に、Webの長期に渡る成長を確実にするWeb標準とガイドラインの開発という使命を追求しています。400を超える組織が、コンソーシアムの会員となっています。W3Cは、米国のMITコンピューティング科学学部と人工知能研究所(MIT
CSAIL)、フランスに拠点を置くEuropean Research Consortium for Informatics and
Mathematics (ERCIM)、そして日本の慶應義塾大学によって共同で運営され、世界中にオフィスを設置しています。更なる情報は、http://www.w3.org/をご覧ください。
報道機関の連絡先:
W3C
米国、オーストラリアの連絡先
Janet Daly, +1.617.253.5884 or
+1.617.253.2613
欧州、アフリカ、そして中東の連絡先
Marie-Claire Forgue, +33.492.38.75.94
アジアの連絡先
Yasuyuki Hirakawa, +81.466.49.1170
本件に関するお問い合わせ先:
Carol Geyer
OASIS 広報ディレクター
carol.geyer@oasis-open.org
Tel: +1 978.667.5115 x209
|