2008年2月14日 米国マサチューセッツ州ボストン発 - 国際オープン標準コンソーシアム OASISは、Web Services Business Processes Execution Language (WS-BPEL)を人間の相互作用支援を拡張する技術委員会を新設しました。この新設のOASIS WS-BPEL Extension for People (BPEL4People) 技術委員会は、広範囲な人間の相互作用を支援し、言語内のビジネスプロセスの追加モデリングを可能にするために、WS-BPELの機能を拡張します。
2007年にOASIS標準として批准されたWS-BPEL 2.0は、Webサービスを基にして自動化されたビジネスプロセスを支援するモデルを導入しました。この標準化は現在、相互に作用するマシン間のオーケストレーションを行うために広く利用されています。
「WS-BPELは、人間のワークフロー向けには設計されていません。それでもなお、私達は、多くのビジネスプロセスが、人が直接関わるような広範囲な活動で構成されていると認識しています。タスクを実行し、活動をレビューし、段階を承認し、データを入力しようとなかろうと、人は、多くのワークフロー・シナリオの重要な部分を占めています。」と、OASIS BPEL4People技術委員会の会議議長であるオラクルのJeff Mischkinsky氏は述べています。
BPEL4Peopleは、タスクを処理するために利用される操作のみならず、そのプロパティや振る舞いを含めた人間のタスクを定義できるようにする新たなタイプの基本活動を定義します。BPEL4People調整プロトコルは、相互運用可能な方法で、サービスを可能にする人間のタスクの自律性とライフサイクルを制御します。
「BPEL4Peopleは、WS-BPELの拡張性の展望を明らかにしています。自動化されたサービスの交換だけではなく、人間の相互作用まで表現できるということは、強力な進化のステップです。私達は、新しい仕様全体を開発するよりも、WS-BPEL上に構築することが、市場にとって最も歓迎されることだと期待しています。」と、OASISの標準開発ディレクターであるJames Bryce Clark氏は述べています
OASIS会員は、アドビ、Active Endpoints、BEA、IBM、オラクル、そしてSAPによって構成される委員会に寄稿されるBPEL4PeopleとWS-HumanTask仕様のバージョン 1.0を構築します。その他の寄稿とこれら入力文書への変更が、技術的な利点と委員会の設立綱領への準拠を基に、検討され評価されます。
BPEL4Peopleは、ロイヤリティ・フリーの下での実装を前提に提供されます。この新設の技術委員会は、2008年3月5日に電話会議で第1回会議を開催します。この委員会には、全ての企業、非営利グループ、政府機関、学術機関、そして個人が引き続き参加できます。この取り組みの記録保存が、会員と非会員ともにアクセス可能にされ、OASISは、一般からのコメントを募集するメカニズムを提供します。
BPELとその他のSOA関連の標準に関するプレゼンテーション資料が、来るべき4月28日-5月1日にカリフォルニア州サンタ・クララにて開催されるOASISイベント 「オープン標準 2008:SOAでのコンポーザビリティ」が扱う話題の中心です。
OASISはまた最近、この標準化のオンライン・コミュニティの結集場所であり、情報リソースであるBPEL XML.orgを発表しました。
BPEL4Peopleに対する支持
Active Endpoints
「Active Endpointsは、OASIS BPEL4People 技術委員会に参加し、BPELの人間のタスクを含む拡張に貢献することを楽しみにしています。BPEL4Peopleを著作している一社として、弊社は、目に見えるオーケストレーション・システムが、アプリケーション全体の一部として人々を柔軟に統合する能力が無くては完成しないと強く信じています。BPEL4People仕様を具体化することによって、OASISは、BPEL自身が、サービスベースのアプリケーションの採用を推進する最も効果的な方法であり続けることを保証しています。」と、Active Endpoints社の創設者でエンジニアリングVPであるChris Keller氏は述べています。
アドビ
「アドビは、豊かで実体験のように感じるオンライン及びオフラインの体験を創り出すことに打ち込んでいます。WS-BPELの拡張は、人間の振るまいと構造的なビジネスプロセスの間のギャップを大幅に埋め、効率的なプロセス管理向けの標準を規定します。人間のタスクを表現可能にすることは、組織が、直感的でインタラクティブな標準ベースのアプリケーションを構築するために、オープンソース Flexを利用する能力を与えます。アドビは、この新設のOASIS技術委員会に参加し、この仕様を標準化するのを楽しみにしています。」と、アドビのシニア・ソフトウェア・アーキテクトであるCharlton Barreto氏は述べています。
BEAシステムズ
「BEAは、ビジネスプロセス内の人間の相互作用の支援のために開発されているWS-BPEL 2.0への拡張を標準化するために、OASIS技術委員会が設置されたことを喜んでいます。この技術は、顧客と業界に大きな価値を提供することを支援できます。」と、BEAシステムズの新生技術と標準のVPであるEd Cobb氏は述べています。
IBM
「弊社は、BPEL4Peopleの共同著作企業であるActive Endpoints、アドビ、BEA、オラクル、そしてSAPと一緒に、OASIS BPEL4people技術委員会に参加することをたいへん嬉しく思っています。これは、ベンダーがBPELをベースとしたビジネスプロセスの人間のステップを表現する共通の方法を提供する重要で画期的な出来事です。弊社の顧客は、彼等のビジネスプロセス管理アプリケーションが、レビューや権限委譲といった標準的な方法で、人間が実行する多様な活動を扱うことができることは、決定的な意味を持つと、我々に述べています。このBPEL4People技術委員会は、この重要な機能のためのオープンで広範囲に採用される業界標準への明快な道に、業界を飛び立たせます。」と、IBMのKarla Norsworthy女史は述べています。
オラクル
「BPEL4People仕様は、2つの重要な業界のニーズを扱っています。一つは、広く採用される標準的なワークフロー言語を提供すること、そしてもう一つは、人とシステムの両方をオーケストレーションする谷津の基盤標準(WS-BPEL)を実現することです。フュージョン・ミドルウェアで、何年にも渡ってこのアーキテクチャを支援しながら、オラクルは、そのOASIS技術委員会による標準化作業が、ワークフロー技術とBPMの市場での採用を加速させると考えています。」と、オラクルの標準戦略とアーキテクチャのVPであるDon Deutsch氏は述べています。
レッドハット
「レッドハットは、OASIS技術委員会としてBPEL4Peopleの新たな登場を見て嬉しく想い、この取り組みの活動に貢献しようと考えています。」と、標準化ディレクターのMark Little氏は述べています。
SAP
「SAPは、OASISがBPEL仕様をさらに前進させ、この技術の広範囲な採用を奨励しているのを見て嬉しく思います。BPEL4Peopleを通して、サービスベースで人間の相互作用のモデル化が統一され、その結果として、重要なビジネス・アプリケーション向けの大企業クラスのSOAの採用が推進されます。」と、SAPのグローバル・エコシステムとパートナー・グループの業界標準のVPであるMichael Bechaufs氏は述べています。
ソフトウェアAG
「BPEL4Peopleと関連するWS-HumanTask仕様は、オリジナルのWS-BPEL 2.0仕様内に存在する人間系の相互作用の領域における大きな穴を埋めます。これらのWS-BPEL 2.0への拡張は、人間の相互作用が組み込まれた複雑なビジネスプロセス・オーケストレーションのユニークなニーズを対象としています。従って、それらは、BPEL中心のBPMが引き続き進化するために必須の「臨機応変な」ビジネスプロセス・オーケストレーションをさらに完全にサポートしています。弊社は、これらの仕様をOASISに共同提出し、BPEL4People技術委員会の設置の共同スポンサーとなることを嬉しく思っています。ソフトウェア AGは、異種のシステム全体おける相互運用性を保証する手段として、オープン標準にコミットしています。このことは、全世界的に、ビジネス・インフラストラクチャ・ソフトウェアにおける独立したリーダーとしてポジションにとって欠かせないことです。」と、ソフトウェア AG役員会のメンバーで、webMethodsのプレジデント兼チーフ・プロダクト・オフィサーであるPeter Kurpick博士は述べています。
サン・マイクロシステムズ
「サン・マイクロシステムズは、WS-BPEL 2.0を長年に渡って支持し、貢献してきました。サンは、WS-BPELの成長における次の論理的なステップとして、BPEL4Peopleの標準化をサポートし、BPELのWebサービス・オーケストレーション機能と弊社の顧客にワークフロー機能をもたらします。そして、いつものように、弊社は、OASISによって提供されるオープンな環境で為されるこの作業を支援することを嬉しく思います。」と、サンの企業標準のディレクターであるCarl Cargill氏は述べています。
追加の情報:
OASIS BPEL4People 技術委員会
http://www.oasis-open.org/committees/bpel4people/
BPEL XML.org
http://bpel.xml.org/
Cover Pages 技術報告書
http://xml.coverpages.org/bpel4people.html
オープン標準 2008: SOAにおけるコンポーザビリティ
http://events.oasis-open.org/home/symposium/2008/
OASISについて:
OASIS (Organization for the Advancement of Structured Information Standards)は、グローバルな情報社会向けのオープン標準の開発、統合、採用を推進しています。非営利国際コンソーシアムであるOASISは、SOA、セキュリティ、Webサービス、文書処理、電子商取引、電子政府と電子法律、ローカリゼーション、サプライチェーン、XML処理といった会員によって認識されたニーズのある領域のための標準を前進させています。OASISオープン標準は、より低いコスト、革新の促進、グローバル市場の成長への可能性を提供し、技術を自由に選択する権利を保護します。OASISコンソーシアムは、100ヶ国からの600を超える組織と個人会員を代表する5,000人以上の人々が参加しています。
http://www.oasis-open.org
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OASIS 広報ディレクター
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