2008年4月2日 米国マサチューセッツ州ボストン発- 国際オープン標準コンソーシアムOASISは、電子コミュニケーションで仕事をし社交的に交際している企業、プロジェクト、そして人々の信頼性の評価を容易にする技術委員会を新たに設置しました。この新しいOASIS Open Reputation Management Systems (ORMS) 技術委員会は、評判スコアを一貫して確実に表現する共通データ形式を定義します。ORMSは、オンライン・オークションにおける売り手と買い手の信用性の検証、ピア・ツー・ピア・ネットワークにおける無賃乗客の検知、そして信用できるWebにおける署名鍵の信憑性の保証の支援といった様々なアプリケーションに関連しています。ORMSはまた、Webサイト、ブログ、イベント、製品、企業、そして個人をより賢く探し出すことを可能にしています。
「社会的な相互作用、商取引、そして協働作業のための媒体としてインターネットを利用すると、標準化された評判メカニズムのニーズが新たに注目されるようになります。信用とは、ますますオンラインの他人からの検証可能な主張や意見を基にするようになっています。OASIS ORMS技術委員会の会議議長として、私は、この新たな取り組みで扱われる難題とは、公平で意味ある方法で評価される個人、企業、あるいは製品についての、考えようによっては矛盾する様々な意見を可能にするオープンな評判管理システムを定義することだと理解しています。」と、ノーテルのAbbie Barbir氏は述べています。
大多数の既存のオンライン格付け、採点法、そして評判メカニズムは、独自仕様のスキーマを使って民間企業によって開発されていますので、現在、システム間に共通の問い合わせ、格納、収集、あるいは主張を検証する方法がありません。評判データの様々なソース、例えばユーザ・フィードバック・チャネル(製品格付け、コメント・フォーム)、オンライン・ユーザ・プロファイル等は、それぞれ常習犯、特定の目的向けデータの巧みな操作、そしてスパムの発信者に一意的に影響を受け易いと言えます。
「ORMSは、格付けや評判データの主張、評価、比較を表現する標準的な方法を提供し、そうしたデータを利用し、収集し、格付け機関を格付けすることすら容易にします。これは、データ操作に対するシステムの影響を最小にし、信用スコアをさらに使うのに便利に、発展的に、そして文脈的に適切なものにします。」と、OASISの標準開発ディレクターであるJames Bryce Clark氏は述べています。
ORMSは、評判スコアを計算するアルゴリズムを定義しようとはしていません。その代わりに、OASIS委員会は、与えられた状況の中でのスコアの適合性を理解する手段を提供します。
ORMSは、ロイヤリティ・フリーで実装できます。この新設の技術委員会は、カリフォルニア州サンタ・クララで開催されるOASISオープン標準 2008シンポジウムに併設する形で、5月1-2日に第1回会議を開催します。興味があるすべて組織は、OASIS ORMS技術委員会に参加できます。この取り組みの記録保存には、会員も非会員もアクセス可能です。OASISは、一般からのコメントを募集するメカニズムも提供します。ORMS技術委員会は、標準ベースのアイデンティティと信用インフラストラクチャ、方針、そして慣習のより進んだ理解と採用を推進するOASIS IDtrust会員セクションの傘下で活動します。
ORMSへの支持
BEA
「BEAは、この取り組みに参加することを嬉しく思います。評判管理標準は、俊敏なビジネス・プロセスの実現にとって重要です。」と、BEAシステムズのCTO室のHal Lockhart氏は述べています。
CA
「CAは、OASIS ORMS技術委員会の設置を歓迎し支持しています。インターネット上や企業内の評判は、ビジネス・トランザクションや社会的な共同作業に参加する人々の間の信用を管理するという重要な側面を担っています。評判サービスを提供し管理するオープン標準を持つことは、オンデマンド・セキュリティ・ソリューション内のこの重要な情報を含む能力を簡素化し、その結果さらに安全確実で納得するビジネス関係を実現します。」と、CAのチーフ・セキュリティ・アーキテクトであるVadim Lander氏は述べています。
Cordance
「間違いのない評判システムは、新たに登場したインターネットのアイデンティティ層において主要な役割を演じます。実際、XRIデジタル識別子とXDIデータ共有仕様の重要な役割は、インターネット評判システムが必要とするビルディング・ブロックを提供することです。ですから、弊社は、ORMS技術委員会の創設メンバーであることを嬉しく思います。」と、OASIS XRI (Extensible Resource Identifier) とXDI (XRI Data Interchange) 技術委員会の共同議長である、Cordance社のチーフ・アーキテクト Drummond Reed氏は述べています。
IBM
「法規制された、あるいは法規制されていない「強固な」アイデンティティの利用が増えてくると、組織の活動を追跡し、そのデータの分析のためのフィードバック・ループを作り出す際に、評判というものが重要な役割を演じます。この技術委員会の目標は、これらの様々な評判システム間の実用的な相互運用性を開発するために、この分析の標準化されたアルゴリズムや共通データ形式を調査することです。」と、IBMの著名な技術者で、IBM チボリ・ソフトウェアのチーフ・セキュリティ・アナリストであるAnthony Nadalin氏は述べています。
追加情報:
OASIS ORMS 技術委員会
http://www.oasis-open.org/committees/orms/
IDtrust XML.org
http://idtrust.xml.org/
オープン標準2008: SOAにおけるコンポーザビリティ
http://events.oasis-open.org/home/symposium/2008/
OASISについて:
OASIS (Organization for the Advancement of Structured Information Standards)は、グローバルな情報社会向けのオープン標準の開発、統合、採用を推進しています。非営利国際コンソーシアムであるOASISは、SOA、セキュリティ、Webサービス、文書処理、電子商取引、電子政府と電子法律、ローカリゼーション、サプライチェーン、XML処理といった会員によって認識されたニーズのある領域のための標準を前進させています。OASISオープン標準は、より低いコスト、革新の促進、グローバル市場の成長への可能性を提供し、技術を自由に選択する権利を保護します。OASISコンソーシアムは、100ヶ国からの600を超える組織と個人会員を代表する5,000人以上の人々が参加しています。
http://www.oasis-open.org
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OASIS 広報ディレクター
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