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2007年4月25日
 OASIS ニュース

OASIS会員が、WS-ContextをOASIS標準として批准

ESI Acquisition、アイオナ、オラクル、レッドハット、サン・マイクロシステムズ等が、トランザクションベースのWebサービスをサポートするオープン・フレームワークを定義

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2007年4月25日 マサチューセッツ州ボストン発 - OASIS国際標準化コンソーシアムは本日、同会員が、Web Services Context (WS-Context) バージョン1.0を、批准の最高位レベルを意味するステータスであるOASIS標準として批准したと発表しました。WS-Contextは、複数のWebサービス・アプリケーションの協調的なトランザクション組立てに対応するオープンなフレームワークを定義しています。この新しい標準は、OASISの方針で規定されているロイヤリティ・フリーの原則で提供されます。

「Webサービスを組み合わせして使用する際には、一つのアクティビティの境界を設定し、他のサービスにアクティビティの変更を通知する機能が、極めて重要になります。WS-Contextは、Webサービスのアクティビティの境界を定め調整する標準的で相互運用可能な方法を提供します。WS-Contextを使えば、ビジネスプロセスのトランザクションを、一貫性を持って事前に設定した通りに回復させることができます。そしてこの標準によって、関係するサービスが、お互いの関係を定義することができます。」と、OASIS Web Services Composite Application Framework (WS-CAF)技術委員会の共同議長であるアイオナ・テクノロジーのEric Newcomer氏は述べています。

「WS-Contextは、様々な実行環境下に配置される複数のWebサービスが、あたかも単一の一貫した環境下に配置されているかのように振る舞うことを保証します。例えば、組織のサービス指向アーキテクチャ(SOA)は、様々なプラットフォーム上に構築された複数の実行環境にまたがって共有されるため、Webサービス間のセキュリティ情報、会話セッション情報、データベースとファイルハンドルとプロセスIDを必要とするかも知れません。WS-Contextは、Java、.NET、そして企業内のその他のWebサービスの全てが、同じ様に、そして実行時に予想された通りに振る舞うことを保証します。」と、OASIS WS-CAF技術委員会の共同議長であるオラクルのMartin Chapman氏は付け加えて発言しています。

「ワークフローや企業間の相互作用に関係している多種多様なアプリケーションは、WS-Contextが提供する組立機能(composability)から恩恵を受けます。私達は、一連の成長しつつあるWebサービス標準に重要な仕様を追加したその取り組みに対して、OASIS WS-CAF技術委員会のメンバーにお祝いの言葉を述べたいと思います。」と、OASISプレジデント兼CEOであるPatrick Gannon氏は見ています。


WS-Contextは、ESI Acquisition、アイオナ、オラクル、レッドハット、サン・マイクロシステムズの代表者とその他のOASIS会員によって開発されました。Werner Enterprises、レッドハット、そしてアイオナの各社はいずれも、OASIS標準としての有資格条件に従って、成功裏にWS-Contextの利用を検証しました。

WS-ContextとOASIS WS-CAF技術委員会の記録保存は、一般に公開されています。OASISは、この標準の実装に関する情報を交換ために、ws-context-devメーリングリストを運営しています。


WS-Context OASIS標準への支持

アイオナ
「複数のセッションにまたがる共有状態管理は、SOAの配置がより多くの既存システムや実行環境を組み合わせ、Webサービスが付加的なサービスの品質を含めるようになるに連れて、益々重要になります。WS-Contextは、SOAPヘッダーとRESTを基にしたアプローチの両方のサポートを提供するという点でユニークです。WS-Contextはまた、信頼性、可用性、そしてトランザクションといったサービスの品質を示す共有セッション状態に名前を付ける共通メカニズムを提供するという点でもユニークです。WS-ContextのOASIS標準としての批准は、この重要なSOA機能の標準化に対する重要な一歩です。」と、アイオナ・テクノロジーのCTOであるEric Newcomer氏は説明しています。

オラクル
「WS-Contextは、コンテキスト型のデータを関する共通メカニズムを提供することによって、Webサービスの互換性をサポートする極めて重要な要素です。積極的に標準化作業に参加してきたオラクルは、その寄贈されたオリジナルの仕様が、委員会での活動と既に承認済みOASIS標準との相互運用性を確保する取り組みを通して発展してきたのを見て、嬉しく思っています。このことは、業界標準を推進するオラクルのコミットメントをさらに明らかにしています。」と、オラクルの標準アーキテクチャと戦略のVPであるDon Deutsch氏は述べています。

レッドハット
「WS-Contextは、進化しつつあるWebサービス・アーキテクチャの重要なコンポーネントです。その長い開発期間に、弊社は、Webサービスが素結合型のスケーラブルな特性を維持することを保証し、RESTとWebサービス・アプローチの間のギャップを埋めるために、コンテキストの利用が如何に重要であるかについて理解しました。レッドハットは、この技術委員会に関与でき、WS-Contextが標準となるのを見届けることができたことを嬉しく思っています。」と、レッドハットの標準ディレクターのMark Little氏は述べています。

追加情報:
WS-Context OASIS標準:
http://www.oasis-open.org/specs/index.php#wscontextv1.0

OASIS WS-CAF技術委員会:
http://www.oasis-open.org/committees/ws-caf/

WS-Context 開発者メーリングリスト:
subscribe-ws-context-dev@lists.oasis-open.org
http://www.oasis-open.org/archives/ws-context-dev/

OASISについて:

OASIS (Organization for the Advancement of Structured Information Standards) は、e-ビジネス標準の開発、統合及び採用を推進する非営利の国際コンソーシアムです。会員自らがOASISの技術計画を設定し、業界のコンセンサスを推進し、異なる取り組みを合体させために明確に開発された軽くてオープンなプロセスを使います。このコンソーシアムは、Webサービス、セキュリティ、e-ビジネス、そして公共事業やアプリケーションを特定した市場向けの標準化の取り組みに向けたオープン標準を開発します。1993年に設立されたOASISは、100ヶ国からの600以上の企業会員と個人会員を代表する5,000人以上の人々が活動しています。承認済みのOASIS標準は、AVDL、CAP、DITA、DocBook、DSML、ebXML CPPA、ebXMLメッセージング、ebXMLレジストリ、EML、OpenDocument、SAML、SPML、UBL、UDDI、WSDM、WS-Reliability、WSRP、WS-Security、XACML、XCBF、そしてXMLカタログです。
http://www.oasis-open.org

本件に関するお問い合わせ先:
Carol Geyer
OASIS 広報ディレクター
carol.geyer@oasis-open.org
+1.978.667.5115 内線209 (オフィス電話)
+1.941.284.0403 (携帯電話)

 

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