2008年8月21日 米国マサチューセッツ州ボストン発-国際オープン標準コンソーシアム OASISは、ネットワーク上の装置の発見、共有、制御を容易にするために、Webサービス・プロトコル・スイートの軽量サブセットを定義する新たなグループを設置しました。OASIS Web Services Discovery and Web Services Devices Profile (WS-DD) 技術委員会は、プリンタ、記憶装置、センサー、建築物セキュリティ装置、エンターテイメント・システム、エネルギー管理装置、ハンドヘルド・コンピュータ、携帯電話、遠隔制御装置、そして多くのその他の装置が、Webサービスを使って、認識、相互通信、制御されることを可能にします、
OASIS WS-DD 技術委員会は、WS-Discovery、SOAP-over-UDP (ユーザ・データグラム・プロトコル)、そしてDPWS (Webサービス向けのデバイス・プロファイル) 仕様に関する取り組みを基礎としています。当初、プライベートなソフトウェア・ベンダー・グループによって開発されたこれらの仕様は、既に展開配備されています。例えば現在、37社の異なるベンダーから提供される少なくとも117の自動化製品や視聴覚製品が、DPWSをサポートしていると推定されます。
「オープン標準プロセスを通したこの取り組みを前進させることは、装置やプラットフォームのベンダー、開発者、消費者に目に見える利益を一様に提供します。これらの標準は、自動的に発見されて、共にシームレスに機能できる、企業レベルで使用可能な新世代のリソースの開発を可能にします。」と、OASIS WS-DD技術委員会の会議議長であるマイクロソフトのColleen Evans氏は述べています。
WS-DDは、一つのWebサービスを動的に発見し記述するために、コアWebサービス仕様の要素をどのように使用するかについて規定しています。それはまた、メッセージの安全確実な交換を可能にし、装置がWebサービスからのイベントを要求して受け取ることを可能にします。
「この取り組みは、多種多様な装置が、お互いを見つけ、Webサービス技法を使って相互に作用することを可能にします。このプロジェクトは、SOAネットワークの適用範囲を、ずっと広い範囲のマシン(とエンドポイント)に広げるために、既存のベーシックなWebサービス手法を活用しています。」と、OASISの標準開発ディレクターであるJames Bryce Clark氏は言及しています。
WS-DDの実装は、ロイヤリティフリーの原則で提供されます。全ての関係組織は、引き続きOASIS WS-DD技術委員会へ自由に参加できます。この取り組みの記録保存は、会員及び非会員の両方に公開されており、OASISは、一般からのコメントを収集するメカニズムを提供しています。
WS-DDに対する支持
CA
「WS-DDは、UDDIのような標準を補完するものであり、スマートフォンのような装置と利用されていないかもしれないサービスをダイナミックに発見することで、アプリケーションの拡張性や柔軟性の改善を可能にします。CAは、これらのさらにダイナミックで柔軟なアプリケーションをサポートする新生代の管理、セキュリティ、そして統治ソリューションを実現するために、他の業界リーダーと共に緊密に取り組み続けます。」と、CAの業界標準とオープンソース・プログラムのアドバイザー兼シニアー・アーキテクトであるPaul Lipton氏は述べています。
マイクロソフト
「WS-DD技術委員会の設置は、重要で画期的な出来事であり、今日家庭や企業で使用されている多種多様な装置を含むようにその適用範囲を広げることで、成熟したWS-*ベースのプロトコルを構築します。これらの装置に適した軽量サイズでWebサービスを発見し、安全確実に利用し、公開するプロトコルを定義することは、顧客のニーズを満たすためにWebサービスの適用範囲を大きく拡大するという可能性を持っています。装置かWebサービスかにかかわらず企業リソースを発見することは、大規模なSOA実装をさらに強靱で単純に管理できるようにしてくれます。」と、マイクロソフトのWindows装置と記憶装置技術のプログラム管理ディレクターであるSriram Rajagopalan氏は述べています。
レッドハット
「レッドハットは、WS-DDに関与することを嬉しく思います。というのは、当社は、WS-*の標準化で欠けている重要な要素であると感じていること、特に弊社が開発されているところを見ているさらに自律した大規模なインフラストラクチャに向かう継続的な動きに適用するからです。」と、レッドハットの標準化ディレクターであるMark Little博士は述べています。
ソフトウェアAG
「ダイナミックにその場その場の環境内で、Webサービス・インスタンスの位置を突き止め実体を確認するための軽量のプロトコルは、SOAの地勢を企業レベルで監視するために極めて有益であることを証明します。WS-Discovery仕様を構築することによって、弊社は、実利的で相互運用可能な方法で、このような要求を取り扱うことができます。このオリジナル仕様の共同著作企業として、弊社は、OASISに新たな技術委員会の設置と作業を通して、この標準をさらに前進させるリーダーの役割を担うことを嬉しく思います。」と、ソフトウェアAGのチーフ・プロダクト・オフィサーで、同社の重役会のメンバーであるPeter Kurpick博士は述べています。
追加情報:
OASIS WS-DD 技術委員会
WS-DD FAQ
OASISについて:
OASIS (Organization for the Advancement of Structured Information Standards)は、グローバルな情報社会向けのオープン標準の開発、統合、採用を推進しています。非営利国際コンソーシアムであるOASISは、SOA、セキュリティ、Webサービス、文書処理、電子商取引、電子政府と電子法律、ローカリゼーション、サプライチェーン、XML処理といった会員によって認識されたニーズのある領域のための標準を前進させています。OASISオープン標準は、より低いコスト、革新の促進、グローバル市場の成長への可能性を提供し、技術を自由に選択する権利を保護します。OASISコンソーシアムは、100ヶ国からの600を超える組織と個人会員を代表する5,000人以上の人々が参加しています。
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OASIS 広報ディレクター
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