2008年11月3日 米国マサチューセッツ州ボストン発 - OASIS国際オープン標準コンソーシアムは、実装者が、OpenDocument形式OASIS標準に準拠したアプリケーション開発を支援する新たなグループを設置しました。ODFは、テキスト、スプレッドシート、図表、グラフ、プレゼンテーションといったオフィスの生産性を高めるアプリケーション向けの真にオープンなXMLファイル形式を定義しています。この新設のOASIS ODF相互運用性およびコンフォーマンス(OIC)委員会は、数が増えつつあるODF準拠のアプリケーションがその標準に準拠し相互運用可能であることを保証することに取り組みます。
「さらに多くの世界中のソフトウェア提供企業が、オフィスの生産性を高める製品をODFベースで開発しているため、コンフォーマンスと相互運用性をサポートする必要性が、極めて重要になっています。我々は、商用およびオープンソースのODFアプリケーション開発企業、テストと認可ラボ、ODF関連のツールの購入に責任を持つ人々、そして文書標準を明示する取り締まり機関といったODFの利害関係者の参加を奨励しお願いしています。」と、OASIS OIC委員会の会議議長であるIBMのRob Weir氏は述べています。
このOIC委員会は本日、ODFの相互運用性の現状を分析し、ODFのコンフォーマンスと相互運用性のための勧告を発行し、活動の優先度を決めています。この委員会は、既存の成果物の寄贈や委員会によって新たに開発されたテストの両方から、ODF相互運用性テスト文書全体を編纂し、標準に準拠する製品を展示するマルチベンダー主催の相互運用性デモンストレーションを開催します。
このグループはまた、特定の垂直分野(例えば、記録文書保管)や水平分野(例えば、普及デバイスやブラウザ・ベースのエディタ)における実装者間の相互運用性を高めるために設計されたIDFプロファイルも定義します。
「この新設のOIC委員会は、ODF標準を維持し改善しているOASIS ODF技術委員会と、ODFの促進に取り組むOASIS ODF採用委員会と緊密に連携します。OASISの同じ傘のもとでODFの開発、推進、相互運用性、そしてコンフォーマンスを実現することは、結束性があり包括的に調整されたアプローチが委員会全体に適用されることを保証します。」と、OASISの標準開発ディレクターであるJames Bryce Clark氏は述べています。
ODFは、実装と利用が入手可能で、ライセンス処理、ロイヤリティの支払い、あるいはその他の制約は免除されています。OASIS OIC委員会とその他のOASIS ODF委員会には、すべての興味ある組織が自由に参加できます。OIC活動の記録保存は、会員でも非会員でも共にアクセス可能であり、OASISは、一般からのコメントを収集するメカニズムを提供します。
OICへの支持
IBM
「ODF準拠の実装の数も種類も急速に増えている現在、OIC委員会の設立は、たいへんタイムリーであるといえます。弊社は、ODFコンフォーマンス・テストや評価を開発するために、他のODFを支持するベンダーと一緒に委員会メンバーとして働くことを楽しみにしています。弊社はまた、ODFをサポートする製品に対する「相互運用性確保の要請」に熱心に集中して取り組みます。そうすることで、ベンダーは、この標準に関して起きる個々の革新に対して投資することができます。」と、北京にあるIBM中国のソフトウェア開発研究所のロータス・ソフトウェア開発のディレクターであるMichael Karasick,博士は述べています。
オラクル
「OIC委員会へのオラクルの参加者は、相互運用可能なITエコシステムの開発を通して、オープン標準と顧客のエンパワーメントへのコミットメントを証明します。ODFは、ミドルウェア技術、コア・データ・インフラストラクチャ、そして企業アプリケーション全体に渡るコンテンツの作成、蓄積、配布のための安定性と相互運用性提供する重要な標準です。」と、オラクルの標準戦略とアーキテクチャのVPであるDon Deutsch氏は述べています。
サン・マイクロシステムズ
「OASIS OpenDocument技術委員会とOASIS ODF採用技術委員会の創設メンバーとして、サンは、この3番目のOpenDocument技術委員会の創設メンバーとして関わることができることを嬉しく思います。弊社は、オープン標準とオープンソースの両方の成功と、オープン標準がオープンソースに出会う時に起きることの代表的な実例であるOpenDocumentの更なる成功を強く支持しています。弊社は、この技術委員会に弊社の経験を提供し、OpenDocumentが積極的に採用されていくのを楽しみにしています。」と、サン・マイクロシステムズの開発者ツールとサービスのVPであるJim Parkinson氏は述べています。
ノベル
「コラボレーション、通信、そしてソフトウェア配布における進歩は、文書の作成と共有のために使用される新しい多様なソフトウェア・ツールのための新たな道を切り開いています。多様性は、相互運用性のニーズを拡大し、開発中の相互運用可能なツールは、今日のグローバルな作業部隊の生産性を保持し強化するために重要です。ODFのようなオープン標準とOIC委員会の取り組みは、選択の機会と柔軟性を持って、ユーザ・アクセスを提供することを支援します。」と、ノベルの業界の取り組みと標準の戦略アドバイザーであるAlan Clark氏は述べています。
Red Hat
「レッドハットは、技術業界におけるロイヤリティ・フリーのオープン標準の利用を強く支持するものです。弊社は、他の大手技術企業と一緒だけでなく、オフィス・アプリケーションの相互運用性の重要性をに関して、技術のエンドユーザとして、ユニークな展望を提供する重要な政府機関とも共に継続的に協業することを楽しみにしています。」と、レッドハットの経営企画の副社長であるTom Rabon氏は述べています。
ベルギーICT連邦公共サービス (Fedict)
「Fedictは、相互運用性を改善し、情報の寿命を保証するための手段として、オープン標準の利用を積極的に推進しています。主要な世界中の実装者、政府、そして企業からの専門家と合体して、OASIS OIC委員会は、ODFソリューションの相互運用性を確実に改善し、市民と企業の両方に利益をもたらします。」と、Fedictの相互運用性専門家であるBart Hanssens氏は述べています。
ODF Alliance
「ODFのサポートを実装しているアプリケーションの数は、急速に増えつつあります。実装者が、ODF標準に準拠し相互に運用可能なアプリケーションを開発することを助けることが、重要な取り組みとなっています。この新設のODF相互運用性技術委員会の設置は、眼前の難問に立ち向かうOASIS内のODF支持コミュニティの最新例に過ぎません。」と、ODF Allianceの最高業務責任者であるMarino Marcich氏は述べています。
付加情報:
OASIS OIC 技術委員会
OpenDocument XML.org
OASISについて:
OASIS (Organization for the Advancement of Structured Information Standards)は、グローバルな情報社会向けのオープン標準の開発、統合、採用を推進しています。非営利国際コンソーシアムであるOASISは、SOA、セキュリティ、Webサービス、文書処理、電子商取引、電子政府と電子法律、ローカリゼーション、サプライチェーン、XML処理といった会員によって認識されたニーズのある領域のための標準を前進させています。OASISオープン標準は、より低いコスト、革新の促進、グローバル市場の成長への可能性を提供し、技術を自由に選択する権利を保護します。OASISコンソーシアムは、100ヶ国からの600を超える組織と個人会員を代表する5,000人以上の人々が参加しています。
http://www.oasis-open.org
報道機関の連絡先:
Carol Geyer
OASIS 広報ディレクター
carol.geyer@oasis-open.org
+1.978.667.5115 内線209 (オフィス電話)
+1.941.284.0403 (携帯電話) ? |